東京100人女子会のコアメンバーのひとりであり大学時代の後輩でありワーママであるみかとの会話で《世界の働く女性事情》について猛烈に知りたくなり調べてみました。

欧米の方が会社の制度としても男性の価値観からしても男女平等の意識が高いのはなんとなく知っていましたが、調べてみるとおもしろい!

日本と世界の働く女性事情について少しまとめてみました!

 

目次

◆日本は世界149ヵ国中110位

さて、この順位はなんだと思いますか?

これは「男女平等ランキング」とも呼ばれている「ジェンダーギャップ指数」のランキングで、本部をスイスに置く国際機関の世界経済フォーラム(WEF)が2018年に発表したものだそうです。

ひっっっくっっっっ!!!

ジェンダーギャップ指数で上位を独占している北欧諸国では、出産後の女性のほとんどがフルタイムで仕事に復帰します。

北欧では男性も当たり前に育休を取り子育てに参加するので、安心して仕事にも復帰できるのでしょう。

EU諸国では、日本のようにパートで仕事に復帰する女性が増えているそうです。

EUの中でも特に働く女性が多いのがフランス

フランスでは県議会議員が男女同数になるよう、男女2人組のペアで立候補しなければならないルールがあるほど徹底しているそうです。

これには驚きました!

ここまで「国」がするのはすごいですね!

 

個人的な話ですが、私もいくつになっても芯があって自分の生き様に誇りを持っているフランス人女性のような女性でありたいと思っています。

(もちろん全てのフランス人女性がそうという訳でも、全ての日本人女性が自分の生き様に誇りを持っていない訳でもありませんが。)

 

◆女性が企業内の重要なポジションにつくことが少ない

2014年の女性管理職の割合が、日本は11.1%だったのに対し、ドイツは30.3%と3倍近い差があります。

アメリカNPO「カタリスト」は2015年に、世界20ヵ国の主要企業において女性役員が占める割合を公表しました。

調査の結果トップはノルウェーの35.5%で最下位は日本の3.1%だったそうです。

マレーシアの女性管理職比率は、日本・中国・香港・シンガポール・マレーシアのアジア5カ国で最高の38%です。(出典:ヘイズ アジア給与ガイド 2018年版※日本は最下位の22%

出典元によって数値がバラバラ(何年のデータかもバラバラ)ですが、統一して世界の中で日本はまだまだ女性が企業内の重要なポジションにつくことが少ない国だということは言えるでしょう。

 

◆女性と男性の賃金格差

OECD(経済協力開発機構)の2016に公表したデータによると、男女賃金格差が大きい国として日本は2位にランクインしています。

 

◆出産を機に会社を辞める女性が多い

日本にも給与が保証されている出産・育児休暇を認めている会社はありますし、近年はその割合も上昇しています。

にしても、まだまだ「風習」「暗黙の了解」「マタハラ」があるのも事実です。

これは一概に全て会社の責任とは言えないと思います。

昔から続く日本の文化・「普通」という名の感覚からくるところが大きいでしょう。

 

そして、もうひとつ私が個人的に言及したいことは、日本の企業内で重要なポジションに就く女性の割合が低いことの原因、男女の賃金格差がある理由が女性にある場合も少なくないのではとも思います。

というのは、よく「仕事大変だから(つまらないから)早く結婚して会社やめたい」「結婚したら仕事は辞めて家事育児に専念したい」という発言を女性から幾度となく聞いたことがあるから。

または、「給料が低い」と言う割には給料を上げてもらうのに見合った努力をしていない、重い責任のあるポジションには就きたくないという女性を多く見てきたから。

年功序列制度を廃止する企業がどんどん増える中、【努力しか報われない社会】になるのではと思っています。

いつの時代もそうですが、今後はそれが顕著になるのではと思います。

 

国や会社の制度も改善しなければいけませんが、人間の考え方・価値観・感覚を同時に変えなければ意味がないのではないでしょうか?

 

100人女子会コアメンバーとの何気ない会話が、こういうことを調べ、考えるとても貴重なきっかけとなりました。

これを機にもっと広い視野で女性の働き方について向き合っていこうと思います。

そして、テーマにしている「女性が自分で自分の理想の働き方=生き方を創る」世界を創っていきます!